(写真:r.classen/Shutterstock)
拡大画像表示

 世界的人気を誇るK-POPグループBTSのSUGA(シュガ)が飲酒運転の疑いで立件された。酒に酔ったまま電動キックボードを運転した容疑だった。

 人気グループのメンバーが起こした不祥事だけに韓国社会が一瞬にしてざわめいたが、報道直後、所属事務所のHYBEとシュガ本人が素早く反省文を発表したことで騒動は収束に向かうかのように見えた。だがその後、インターネット上でHYBEとシュガが事件を矮小化しようとしている疑惑が持ち上がり、波紋が広がっている。

BTSのシュガ(写真:共同通信社)
拡大画像表示

兵役代替服務中に飲酒運転

 8月7日午前11時47分頃、「ソウル龍山(ヨンサン)警察署は、7日、シュガを道路交通法違反(飲酒運転)の疑いで立件して調査している」という『連合ニュース』の初報道が出た。

 具体的には、「警察によると、シュガは前日夜、ソウル市竜山区内の通りで電動キックボードに乗っていたところ転倒。近くにいた警察官が助けようとしたところ、酒のにおいがしたため近くの交番に引き渡した」という内容だった。記事ではまた、「兵役の義務を果たすため、昨年9月から社会服務要員としてソウル市内で勤務している」と強調した。

 シュガはBTSのリードラッパーを務め、作曲やプロデューシングでも頭角を現している人気メンバーであるが、聯合ニュースの記事にもあるように、23年9月から社会服務要員として服務中の身でもある。「社会服務要員」とは、地方自治体に所属して社会福祉関連サービス業務を遂行することで兵役の義務を代替する制度だ。現役兵とは異なり自宅から通勤が可能だ。