(写真:Usa-Pyon/Shutterstock)

 日本の高校球児の夢の舞台「夏の甲子園」が韓国でも大きな関心を集めている。といっても大会そのものではなく、大会で大活躍している韓国系国際学校「京都国際高校」の韓国語の校歌に対する関心だ。

京都国際の決勝進出に沸く韓国

 京都国際が決勝進出を決めると、「甲子園大会の決勝戦を韓国でも中継してほしい」という要請がネット上に相次いだ。さらには一部で甲子園を中継する日本のNHKが京都国際の韓国語の校歌を「歪曲して流した」との主張が飛び出し、さまざまな議論を呼んでいる。

8月21日、青森山田を破って決勝進出を決めた京都国際ナイン(写真:共同通信社)
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 韓国系の民族学校をルーツにもつ京都国際高校が2021年に春のセンバツで甲子園出場を果たしたときも、韓国社会は大いに盛り上がった。

 当時、与党だった「共に民主党」は京都国際のための応援ページを開設し、日本でのプレー経験がある韓国プロ野球選手たちもそこに応援メッセージを送った。韓国外交部は京都国際高校を応援する動画を製作してYouTubeで公開し、日韓議員連盟をはじめ色々な団体と企業から3億ウォンを超える寄付金も集まった。