予想をはるかに上回る活躍に韓国のネットユーザーたちも応援に熱が入っている。

「どこか衛星中継しろ。こういう試合は少なくともベスト4から生中継をするべきだ。日本に広がる韓国語の校歌を生放送で聞いてみたい」

「優勝して、校歌がもう一度大きく響くことを期待します」

「日本のネットユーザーたちが若い学生をターゲットに悪質コメントをたくさんつけると聞きました。学生たちは傷つかないでほしいです」

「韓国系学校として始まったが、今は日本人と交わる国際学校だ。韓国語の校歌だけではなく、京都国際高校野球部の少年たちの情熱にも関心を!」

また浮上した「韓国語校歌」問題

 その程度ならよかったが、残念なことに、またもや韓国語の校歌をめぐる議論も勃発した。

 韓国広報専門家を自任し、慰安婦問題、徴用工問題、独島問題、旭日旗問題など日韓の歴史関連懸案に常に声をあげてきた誠信女子大学のソ・ギョンドク教授は、「NHKが京都国際高校の校歌を歪曲翻訳した」としてNHKに抗議メールを送ったと明かした。

 ソ教授によると、韓国語の校歌に出てくる「東海」は固有名詞(日本では「日本海」)だが、NHKはこれを「東の海」と歪曲、また韓国語では「韓国の学園」となっている歌詞を「韓日の学びの舎」と翻訳して字幕にしたという。