野茂、黒田に続く日米通算200勝
サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が、5月20日のブレーブス戦でついに日米通算200勝を達成した。
この日先発登板したダルビッシュは7回99球を投げ2安打無失点9奪三振の好投で勝利投手となり、今季4勝目。野茂英雄氏、黒田博樹氏に続く日米通算200勝を達成した。野茂が通算201勝、その上の黒田が203勝だから、今シーズン中にダルビッシュが日本人投手で日米通算勝利のトップになる可能性も十分ある。
ダルビッシュの200勝をかけたマウンドは圧巻だった。初回は2死から3番オズナにツーベースを打たれたものの、4番オルソンを三振に切る。以降、スコアボードに0を並べ、7回までで毎回の9奪三振、自身25イニング連続無失点の記録も伸ばした。
開幕当初は5試合連続で勝ち星がつかず、4月には負傷者リストに入るなど苦しんだ。しかし、4月30日(日本時間5月1日)のレッズ戦で今季初勝利をあげると、そこから3連勝を果たしている。
ダルビッシュは「(200勝について)特に実感はないです。アトランタでいいピッチングができて、明日ダブルヘッダーなので、よかったです」「(登板が)1日ずれて体の力はあまりなかった。変化球はよくて、うまくミックスして、相手の集中力をそらすことができました。一日ずれても放送をしてくれたNHKにも感謝しています」と試合後に振り返った。