市議に対しても除名・離党勧告

 これに続いて和歌山県総支部は、12月5日、和歌山市議会議員の2人に対し除名と離党勧告の処分を下した。

 除名処分を受けたのは、和歌山市の志賀弘明市議。議員報酬の一部寄付について適切な実施報告を行わなかったなどというのがその理由だ。また離党勧告を受けたのは、同じく和歌山市の新古祐子市議だ。新古議員は、和歌山県総支部の許可を得ることなく、前述の林隆一県議の記者会見に同席し発言したことが理由だ。

 新古議員は現在は日本維新の会を離党し、別の会派に属している。

「新人議員が記者会見に出る場合には事前に党の了解を得なければならないということで処分を食らってしまいましたが、正当なことを言っているのに、その発言内容には全く触れず、ただ党に報告しないで了解を得ていなかったというだけで『離党勧告』というのは呆れるしかありません。

 林さんの主張は誰が見ても理路整然としていますから、それに同調するのは当然のことだと思っていますが、こんなことでイチャモンをつけてきた党に対してはこちらから願い下げです。離党してサバサバしました」(新古議員)