宝くじは、一番割に合わない?
今回は宝くじに当選したケースをお話しましたが、そもそも宝くじは、何度買っても当たらないという方の方が多いのではないでしょうか。
宝くじがなかなか当たらないのは、「控除率」がとても高いからなのです。控除率とは、売り上げに対して賞金に使われない金額の割合、つまり宝くじや競馬、パチンコなどの主催者(胴元)の取り分のことです。 この取り分、宝くじは、なんと「55%」もあるのです。つまり、宝くじの主催者である都道府県や政令指定都市などに半分以上持っていかれるということです。
参考までにこの控除率は、競馬だと「25%」程度、パチンコ・スロットだと「10%」程度とされています。ギャンブルを推奨するわけではありませんが、控除率だけみれば、宝くじよりも、競馬やパチンコをやる方がまだよいかもしれませんね。
それに、競馬やパチンコは傾向を分析したり、経験を積んだりすることで勝てる確率が上がっていきそうですが、宝くじは、基本的に攻略法はありません。また、少しでも当たりやすい売り場で買いたいと思う方も多いと思いますが、これも気休めといえるでしょう。
つまり、宝くじは、絶対にもうからないと最初からわかっている商品を買うのと同じことです。宝くじを買う場合には、運試しと割り切って、年末のお楽しみで買う分にはよいかもしれませんね。
万が一、当選した場合には、不幸にならないように、日頃より、大金を正しく扱えるようお金の知識を身につけて、経験を積んでおきましょう。