当初は純歌も知らなかった2人の「未入籍」

 離婚後に純歌は地元高知市のFMラジオ局で番組を持ち、音楽番組などを受け持っていた。そうした活動をしているうちに、仕事で何度か高知県に来ていた仲本と知り合い、「この街で」のデュエットをCD発売する。さらに曲のキャンペーンで全国を巡ったりしているうちに、お互いに惹かれ合い、結婚することになった。婚姻届の証人欄には純歌の父親と仲本の事務所のイザワオフィスの会長が署名してくれた。あとは役所に提出するだけの状態になっていた。

 だが週刊新潮で報じられたように、2人は未入籍のままだった。純歌は入籍したつもりだったが、結婚式の数年後、純歌自身が未入籍であったことを知って驚き、婚姻届けを提出していなかった仲本を詰問した。

 仲本はいくつかの事情を抱えていた。離婚した2番目の妻への慰謝料や実子たちへの養育費を支払い、さらに銀座に飲食店を出した知人の保証人になったことで抱えた借金があったのだ。

「籍を入れても負債が多いから遺産はない。むしろ負債を負わせることになりかねないから未入籍でいいだろう」

 純歌から詰問された仲本はこのように言ったという。

仲本工事さんと純歌さん(純歌さん提供)仲本工事さんと純歌さん(純歌さん提供)