野崎氏は和歌山や大阪には見向きもしないで、毎週のように南紀白浜空港から飛行機で羽田へ飛んで金を稼ぎまくっていた。そしてその金で美女との逢瀬を楽しんでいたという。

 二度の離婚歴があり、子どもはいない。ダックスフントの愛犬イブを溺愛しており、「オレが亡くなったらイブに遺産を全てあげるから」が口癖だった。

ハーフのモデル嬢に宝石箱を盗まれて有名に

 野崎氏が全国的に有名になったのは、2015年、20代のハーフのモデルと付き合っているときのこと。彼女が彼の自宅から宝飾品が入っていた箱と現金を黙って持ち出し、都内の自宅へ持ち帰った事件がきっかけだった。被害総額はなんと約6000万円。警察に窃盗の被害届を出した事件は丸一年後にモデルが逮捕された。その報道を受け、ワイドショーのレポーターたちが野崎宅へ何人もやってきたのだが、このとき、寝起きのまま対応に出た野崎氏は、ラクダシャツにラクダの股引姿。

 実際、野崎氏はそのままテレビカメラを居間や寝室に招き入れ、引き出しに無造作に入っていた帯封のある札束や床に置いてあるバッグに入っている数百万円の札束まで披露してみせたのである。

 驚くレポーターを前に、野崎氏はこう豪語した。

「まあ、1億円なんて私には紙屑みたいなものですから」

 その姿と台詞があまりに強烈さに、世間は度肝を抜かれたのであった。