(廣末登・ノンフィクション作家)
コロナの規制も緩和され、新年度が始まった。4月から進学した人、就職して故郷を離れる人など、各人各様の生活の変化がある時期だ。
知らない街で、一人暮らしを始める学生、新社会人の人たちは、周りの環境も人間も変わり、新鮮な日々を過ごしているのではなかろうか。
そうした中、闇バイトで犯罪実行役を募る者たちは、人材確保に余念がない。隙あれば若者を取り込もうと、虎視眈々と狙っている。
羽目を外しても注意は怠らず
新年度が始まると、すぐにゴールデンウイークに突入する。新しい環境への適応、初めて出会った人たちとの人間関係構築――そうした諸々の変化も一段落して、開放的な気分を味わう時期だ。
ちょっと普段と違うことにチャレンジしてみたい。冒険して羽目を外してみたいと考えるのは当然だ。
だが、そこに網を張って待ち構えているのが裏社会の人間たちだ。裏社会には「型にはめる」という用語がある。その“入口”に利用されがちなマッチングアプリ、派遣型風俗や夜の飲食店の利用には、十分に気を付けて頂きたい。