スバル「アウトバック」。長野県の木曽の山中にて(筆者撮影)

(桃田 健史:自動車ジャーナリスト)

 2023年1月13~15日に幕張メッセ(千葉市)で開催されたチューニングカー、カスタムカーのイベント「東京オートサロン2023」。スバルのブースには、同社のスポーティブランドであるSTI(スバルテクニカインターナショナル)の関連商品に加えて、日本では初披露となった新型「インプレッサ」(日本仕様車)やモータースポーツ参戦車の「SUBARU BRZ GT300 2022」などが展示されていた。

 それらの出展車両の中で来場者が高い興味を示していたのが、2023年春に発売予定の最新SUV「クロストレック」だ。

 スバル関係者に話を聞くと、昨年(2022年)オンラインで行った新車発表の後、クロストレックの前身モデルである「XV」ユーザーを中心にスバル販売店への問い合わせが増えているという。そうした多くのスバルユーザーからは「スバル車は乗ってみないと、その良さが分からない。早く実車に乗ってみたい」という声が挙がっているそうだ。

 実際に乗ってみて初めてわかる「スバル車の良さ」とは、具体的にどういうことなのか?