eスポーツなど様々なアトラクションが用意された「MAZDA FAN FESTA 2022 in  OKAYAMA」の様子(筆者撮影)

(桃田 健史:自動車ジャーナリスト)

 欧州、アメリカ、中国など世界各国の自動車市場でEV(電気自動車)シフトが加速する中、マツダはクリーンディーゼルエンジンの開発と普及促進に取り組んでいる。

 果たして、マツダの勝ち筋はどこにあるのだろうか?

 マツダが2022年11月5~6日に一般ユーザー向けに岡山国際サーキット(岡山県美作市)で開催した「MAZDA FAN FESTA 2022 in OKAYAMA」を訪れ、マツダ関係者の声を拾いながら、マツダの未来を考えてみた。

家族一緒に楽しめるアトラクションを用意

 コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった今回のイベントは、天候にも恵まれ、会場に多くのマツダファンが集まった。

 イベントのテーマは「MAZDA SPRIT RACING 共に始めよう」。「MAZDA SPIRIT RACING」は2021年11月にマツダが立ち上げたレーシングチームである。ただし、マツダ関係者は「『MAZDA SPIRIT RACING』のレース活動はあくまでも、マツダを愛するファンの皆さんや、これからマツダに触れてみようと思っている方々との接点であり、きっかけづくりに過ぎない」と表現する。