ビー・ジーズと聞いて、どんな曲が思い出されるだろうか。多くの人は『サタデーナイト・フィーバー』の「ステイン・アライヴ」ではないかと思う。両親のどちらが買ったのか、うちにもシングル・レコードがあった。
映画好きな人には『小さな恋のメロディー』の「メロディ・フェア」もよく知られている。誰も真似できないハーモニー。それがビー・ジーズの持ち味だ。
トップアーティストがこぞって語りたがるビー・ジーズ
オアシスのノエル・ギャラガー曰く、「ビー・ジーズはビートルズやボブ・ディランに比肩する存在」。「そこまで?」と訝しんだが、今回、彼らのドキュメンタリーを制作するにあたり、「ビー・ジーズを語りたい」という有名アーティストの多さに製作陣が対応に追われたらしい。
結果的にエリック・クラプトン、ニック・ジョナス(ジョナス・ブラザーズ)、クリス・マーティン(コールドプレイ)、ジャスティン・ティンバーレイク、マーク・ロンソンといった錚々たるメンツがビー・ジーズ愛を語っている。
私も含め、これまで世間から過小評価されてきたビー・ジーズ。彼らの軌跡を辿り、不当な扱いに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
ビー・ジーズはバリーと一つ違いの双生児の弟ロビンとモーリスのギブ3兄弟によるグループ。最初のマネージャーはバンドマンの父親だった。