復讐劇のターゲットには文在寅前大統領も

 曺国氏の娘は高校生の時に、英語論文の筆頭著者に名前が挙げられ、大学総長からの表彰状にソウル大学のインターン証明書まで、何もせずに取得することができた。大学院の時にも、親の名声を借りて奨学金をもらったという疑惑も浮上している。

 このような状況にもかかわらず、曺国氏本人は、自分が世の中でもっとも可哀想で、迫害を受けているというふりをしている。チョン・ユラ氏を罵倒する時とは打って変わって、自身の疑惑に対しては悔しくてたまらないというのは本音なのだろう。

 自分は社会的に抹殺された訴える曺国氏は、新刊『曺国の時間』とドキュメンタリー映画『あなたが曺国』を発表して、世論の支持を求めた。

 そんな曺国前法務部長官に対するユラ氏の発言は情け容赦なかった。

 彼女は、これからの行動は「曺国前法務部長官様がなさった通りのことを真似る」とし、「つけあがるな、のさばるな、辞めろ、という言葉に深く傷つき、(崔順実ゲート事件以降の)この6年間、本当に呪わしい人生だった。こういった言葉だけを無限に繰り返されるのではなく、人権と犯罪の基準を、万人が理解できるようにご説明していただきたい」と述べた。

「そうでなければ、いっそすがすがしく、自分たちはOKで、お前らは駄目だと、ここは共産党だとお叫びください」と声を荒らげた。

 曺国氏をはじめとする韓国左派に右派と烙印を押され、人権さえ抹殺された、自分への仕打ちを聞いてほしいと訴えたのだ。さらに、ユラ氏は文在寅前大統領にも狙いを定めている。

 彼女は2017年、仁川国際空港に入国する際に、当時2歳の息子をメディアが撮影した写真を掲げ、「反知性とは、こういうものだ」と明言した。

 慶尚南道梁山市の前大統領自宅前における保守団体の拡声器デモに対して、文在寅前大統領の娘ダヘ氏は「家に缶詰め状態」「私が両親を守る」とデモ隊を非難した。それに対して、ユラ氏は「銃口を向けて撃ってこないだけで、崖っぷちに追い詰めて口で攻撃してくる? おたくが一番上手くやったことじゃないの。当たったら死にそうでしょう?」と反論した。

 さらに、「だから、おたくは他人の子供が悪口を言われている時に、どこで何をしてたの? 親父に止めろとでも話してみたの? 因果応報、ざまあみろ」とまで言った。

 文前大統領退任後、前大統領自宅の前で、保守団体が続ける集会に対して、文前大統領と彼の娘が苦痛を訴えたことに、速攻で皮肉ったのだ。