「日本人志願兵の1人はおそらくハルキウの第二戦線にいる」
1人はジョージアからの志願兵で構成される部隊に加わった。現在の居場所については「分からない」としながらも「最前線ではない。第二戦線にいる。おそらく北東部ハルキウだろう」と語った。
ルース氏は仲間と写った日本人の写真を示し、1人の名前と連絡先を教えてくれた。その日本人は筆者の問い合わせに「ジョージアの部隊ではなく、キーウ郷土防衛隊の所属だ」と答えた。
ルース氏によれば、日本人志願兵の1人は74歳、残りの2人は35歳前後だという。
「各国政府は自国民がウクライナで戦うのを望まない。プーチンはウクライナのために戦う外国人志願兵に4万ユーロの懸賞金をかけている。私のような民間人は2万ユーロだ。だから自分のことを話さないし、人目に触れるのを嫌うんだ。秘密を保っている。みんな殺されたくないからね。私も米国に帰ればロシアマフィアに殺されるかもしれない」
半信半疑でルース氏の話に耳を傾けた。
「私の仕事は世界中の国から10万人を集めて戦わせることだ。この戦争に勝つためには10万人、いや20万人、30万人が必要だ。5000~6000人ではこの戦争に勝つことはできない。世界の指導者たちは馬鹿げた理由でウクライナに軍隊を送らない。プーチンが核兵器を持っているから恐れているんだ」
「これは白か黒か、善か悪かだ。地球上で最も単純なテロのケースだ。善の側に立つのか、それとも悪の側に立つのか。みんなソファに座ってテレビを見て、普段通りの生活を送っている。この厄災に対して、ほんの一握りの人たちだけが自分のお金でここに来て戦っているのに、他の人たちはガソリン代に文句を言いながら座っているなんておかしいと思わないか」