「大統領病にかかって(尹氏が)鼠のように『国民の力』へ逃げ、大統領になろうとしています。朝鮮時代なら、王命に逆らった者には、三族を滅ぼす罰を与えるでしょう」(金承男議員)。
「ひたすら泥棒を捕まえて刑罰を与えることしか能がない人間がふざけやがって!」(蘇秉哲議員)
相手候補の言動をいわくつきの新興宗教団体と結び付け
また同日には、「共に民主党」所属のキリスト教の信徒議員54人が、尹錫悦候補に「新天地教会との癒着疑惑を説明しろ」との声明を出した。選挙キャンプ傘下の「牧師の会」も国会で記者らを集め、尹氏の“新天地疑惑”を糾弾する声明を発表した。
「共に民主党」はこれまで「尹氏が新天地教会と深い関係を持っている」と主張してきた。
尹候補は、検事総長だった2020年2月、大邱における新型コロナ拡散の原因を作った「新天地イエス教証しの幕屋聖殿」に対する秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官(当時)の家宅捜索命令を拒否していた。これについて「共に民主党」は、尹候補がシャーマンの助言に従って新天地教会への家宅捜索を拒否したと主張してきた。また、新天地がこれに対する見返りとして「国民の力」の党内選挙に大挙介入し、尹氏が「国民の力」の大統領候補に選出されるように努めたと主張している。
18日にはさらに、大統領府報道官を務めた高旼廷(コ・ミンジョン)議員が、尹候補が遊説中に指でL字型のサインを示したことを取り上げ、「これは李萬熙(イ・マンヒ)新天地総裁のハンドジェスチャーだ。尹候補は新天地との関係を明らかにせよ」と促した。だが、実はこの指で作ったL字は「リバティ(Liberty)」を象徴するサインで、米国の歴代大統領もよく使っていたジェスチャーだ。