されど大学進学への「安心感」は欲しい

 自由でのびのびと言うと、最近の保護者は大学進学実績を重視しないように受け取られかねないが、決してそのようなことはない。

 もともと生徒の学力レベルが高く、相互に刺激し合うから、ベスト10入りするような学校は必然的にどこも大学進学実績は良好である。

 慶應普通部、日本大学豊山、女子美術大学付属は大多数が併設大学に進み、香蘭女学校は6割が立教大学に進む。

「自由でのびのび」「学校生活を楽しんでほしい」と言っても、「難関大学に進学してほしい」、「大学進学への“安心感”がほしい」は変わらない前提ではある。

*掲載当初、表の校名表記に一部誤記がありましたので修正いたしました(2022年2月4日9時30分)。