米ブルームバーグによると、握手禁止のルールや講演者が使うマイクに関するルールも定めていたという。

 こうした取り組みを発表したにもかかわらず、ドイツテレコムやボーダフォン、BT、ノキアといった欧州の主要モバイル関連企業が不参加を表明。結局、GSMAはイベントの中止を余儀なくされたと、ロイター通信は伝えている。

MWCの経済効果

 MWCは、10万人以上が参加する巨大イベント。米メディアのザ・バージによると、その経済効果は4億9200万ユーロ(約590億円)。期間中に1万4100人の臨時雇用も生み出すという。

 出展企業は、イベントで新製品や新技術を発表・披露し、世界中のメディアを通して宣伝する。また、さまざまな国が貿易使節団を派遣し、自国への投資を呼び込む場でもあるという。

 ブルームバーグによると、こうした新型ウイルスの影響は、さまざまな分野に及んでいる。たとえば、シンガポールで開幕した航空ショーは参加を取りやめる企業が多く、規模を縮小したという。フォーミュラー1は4月に開催を予定していた中国GP(グランプリ)を延期すると発表している。

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