旧民主党の政権時も、憲法改正の必要性を痛感した閣僚や党幹部が少なからずいて、見解を披歴し、試案(私案)を紙誌などで発表していたのではなかったか。
また、北朝鮮がグアムに向けミサイル発射の可能性を示唆した時、某議員は「PAC-3」が自県に配備されない不安を口にした。こうした議員たちが、その後結成された政党の代表になってもいる。
政党だから意見の相違があるのは当然である。
端から議論の席に着こうとしないのは下村博文憲法改正推進本部長が言った「職場放棄」そのもので、決して間違ってはいない。
野党だから(になったから)、あるいは北朝鮮がミサイル等の発射を自制しているから憲法に対する考えが変わったというのだろうか。
もしそうであるならば、政治家として視野が狭すぎ、またあまりにも節操がなさ過ぎる。
議員には歳費を含め、1人当たり年間約1億円の経費が投入されている。
大いに論戦して国家・国民の安全・安心を高めるためであり、論戦に加わらない議員の経費は無駄で、さっさと辞職願いたい。
「一咫半」の英知
子供の頃、指をシャクトリムシのように進めながら長さを測った。
親指と中指を直角に開いた幅は一咫(ひとあた)と呼ばれる。咫(あた)は八咫烏(やたがらす)の「咫」である。