もちろん窓は2重窓で1年中快適な温度湿度に保たれている。

 入口の反対側には事務所があり、その奥が企業主導型保育園の「シード保育園」がある。そして事務所のもう一方にはこだわったというランチルームがある。

対面キッチンは子供と目線が同じ

 ここで子供たちはお昼を取るのだが、キッチンとは対面式になっていて、料理を作る様子がガラス越しにはっきり見える。

 園児たちの目線でよく見えるようにキッチンの床はランチルームより下げられていて、料理をする大人と園児たちの目線が合うように設計されている。

ランチルーム。向こう側の窓の先がキッチン。料理をする人と園児の目線が合うように設計されている。

 また、「厨房設備にもこだわりました」と浦壁社長が言うように、まるで本格的なレストランの厨房を思わせるような作りになっている。

 2階に上がると、3歳児以上を対象にした「ふくろうの森保育園」「シード保育園」と「学童保育室」の3つがある。南側に向かって全面ガラス張りで、園児たちはそこがまるで1階かのように外に出て、スロープを下り庭で遊ぶことができる。