2階の施設の極めつけは中央に配置された「ラボ」と呼ばれる施設。北側の壁は一面が黒板になっており、床は保育室とは違った金属調のクロスが敷き詰められ、黒板以外の3方の壁は透明なアクリル板で仕切られている。

 このアクリル板もペンで絵や字を書くことができる。ちょっと先進的な科学の実験室といったイメージだ。

子供に科学の面白さ伝える「ラボ」

 ここではシードにいる研究者が子供たちを相手に簡単な実験をしたり講義をしたりするという。製造業ならではの施設と言えるだろう。

 まだ調度品が整っていない段階で浦壁社長に案内してもらったが、こだわり抜いた施設に社長も大満足といった印象を受けた。

2階にある「ラボ」と呼ばれる施設。科学室のような作りで、実際にシードの研究者が簡単な実験や講義を行うという。奥の黒い壁は黒板になっている。

 設備の重要性を知り抜いた、コンタクトレンズ製造という装置産業の経営者だからこそ作ることができた施設と言えるかもしれない。

 次回は急成長するシードの快進撃の秘密と女性活用について浦壁社長のインタビューを中心にお伝えする。

(つづく)