フリーランスの未来は明るい?

――フリーランスの活躍に向けて、社会に期待することはありますか。

小幡 政府が推進する働き方改革の中に「フリーランス」というワードが入っていますが、まずはきちんとフリーランスについてご理解いただいた上で、フリーランスを安心して選択できる世の中作りを啓蒙してもらうといいのかなと思っています。

 もっと一般的な当たり前の働き方として、企業に就職するとか、派遣として働くとか、その選択肢の中に当たり前にフリーランスというのがあるといいなと思います。その啓蒙の中で、フリーランスにはこういう責任もあるというところも、あわせて伝えていっていただけるといいですね。

――フリーランス自体、まだあまり理解されていないということなのでしょうか。

小幡 やはり、まだまだ一般レベルでの理解がされていないと思います。。新しく「フリーランスになりたい」と登録される方でも、ご両親やご家族が反対するからやっぱりできないという方もけっこういます。

 不安と思われてしまう原因は「仕事がいつか切れるのでは」いう不安と、収入の問題、そして福利厚生の3つと思っています。ですので、そこをサポートしていくというのが私たちの姿勢です。

 しかし一方で、きちんとこなせている方もけっこういます。例えば、奥さんと3人の子どもを養っているという方も登録されています。そういう方たちの事例を紹介しつつ「大丈夫ですよ、フリーランス」というのを啓蒙していくのも大事なのかなと思います。

――これからの働き方や社会に対する思いを教えてください。

小幡 自分自身のライフプランやキャリアプランに合わせて、働き方が選べる時代になったらいいなと思います。あとは、フリーランスで活躍されている方が実際にたくさんいるので、そういう方々を私たちももっとクローズアップしていって、「フリーランスってカッコいいよね」「自分も目指したいな」と思われるような社会作りができたらいいなと思います。