権力(パワー)と言えばパワハラ、と即連想される今の時代、権力は極めて否定的なイメージで捉えられることが多い。しかし、現実には、権力に対する先入観や偏見、誤解が、ビジネスパーソンの選択肢を狭めたり、ダークサイドに堕ちる行動を生んだりする原因となっている。そしてそのことは当人にも自覚されていないことが多いのだ。
権力がタブー視されることの多い今の時代、心の底でどう権力を捉えているか、が分かれ目になる。
権力は「悪いもの」なのか?
権力(パワー)と言えばパワハラ、と連想される今の時代では、権力は極めて否定的に捉えられることが多くなっています。
しかし、実は、多くのビジネスパーソンの選択肢を狭めているのが、この「権力」に関するネガティブなとらえ方です。
一面的に権力をただ「悪いもの」ととらえ、ポジティブな価値や活用方法を知らないと、シニカルな不活動に陥ってしまいます。もし活動するとしても、逆に、「ゴマすり、忖度、権謀術数」などのダークサイドに陥りがちです。もともと政治や権力にまつわることを悪いものとしとしか捉えていないと、そういうダークなことしか思いつかないわけです。
しかし、権力は、リーダーシップに不可欠な構成要素です。