福間が再挑戦

 トップの女流棋士は、プロ公式戦に出場できる機会が多いので、棋士編入試験の再受験の可能性は十分にある。

 福間は昨年10月、棋士編入試験を受ける要件を再び満たした。「女流タイトル戦の日程、出産を経て家での子育てもあり、体調面も考慮したいと思います」と語り、要否をいったん保留した。そして2回目の棋士編入試験を受けることを表明し、今年1月から五番勝負が始まった。

 福間の棋士編入試験での相手は、対戦順に山下和毅四段、片山史龍四段、生垣寛人四段、岩村凛太朗四段、炭崎俊毅四段。いずれも厳しい三段リーグを勝ち抜いた20歳前後の若手精鋭ばかりで、タイトル獲得を嘱望されている者もいる。

 福間はその試験対局で、山下と片山に負けて2連敗した。後がなくなったが、最後まであきらめずに奮闘してほしい。

 福間は昨年12月、将棋連盟が定めた妊娠と出産に関連する対局規定の見直しを求めて記者会見を開いた。産前と産後が一定期間に重なると、タイトルを失う可能性があるからだ。社会的にも関心を呼んだこの問題については、改めて述べることにする。