米国株の続伸とは対照的な米国債への流入減
同期間の米国への長期有価証券投資は合計で+1兆2253億ドルの純流入を記録しており、これは前年同期比+27.7%と大幅な増加である。しかし、商品別にみると米国債が同▲39.4%の1798億ドルへ減少しており、これは2021年以来4年ぶりの小さな流入額となる。全体を支えているのは株式への純流入であり、これは同+74.9%の7116億ドルと非常に大きな増加を記録している。

米国債への流入が細る一方、米国株への流入が増えるという構図は「トランプ政権下での米国政府は信に置けないけれども、米国企業は投資する価値がある」ということだろうか。いずれにせよ、米国債利回りが高止まりする一方、米国株価の続伸が続くという現状と整合的なハードデータであり、「ドル離れ」懸念はしっかり残っている。
今回の違憲判決をもって米金利の一段上昇には至らなかったものの、ハードデータを見る限り、根本的な懸念が払しょくされるには至っていない。