「王室が秘密主義なのは責任を問われないようにするため」
スミス氏は「王室がこれほど秘密主義なのは責任を問われないようにするためだ。政治家なら何か悪いことをすれば解任して新しい人物を選べるが、長男を突然新しくすることはできない。彼らは何十年もの間、特権意識を持ち、やりたい放題できると感じてきた」と指摘する。
「その結果、公の場に出したくない『汚れた洗濯物』、すなわち膨大な現金を蓄積してきた。それは必ずしも犯罪ではないかもしれないが、公金の不正使用、ロビー活動、増税免除の要求など不適切な行為の数々だ。王室への支持は長年、着実に低下している」
直近の世論調査で王室支持率は45%にまで落ち込んだ。ある調査では王室廃止派は3分の1に達した。ダイヤモンド・ジュビリー(即位60年)やロンドン五輪のあった2012年の王室支持率75%、廃止派20%という数字は今や遠い昔話のように聞こえる。
スミス氏は「興味深いのは『人口統計学的な時限爆弾』だ。50歳以下の人々は君主制よりも共和制を支持する傾向が強まっている。今の10代後半から20代前半の若者は親が以前の世代よりも君主制に反対しているという環境で育っている最初の世代だ」と強調する。
アンドルー容疑者のスキャンダルが過去15年も続き、王室の財政に厳しい目が向けられるようになり、王室に対する敬意は薄れている。このスキャンダルから評判や支持を回復するのはチャールズ国王やウィリアム皇太子、王室にとって至難の業だろう。