国王にもカタール元首相から300万ユーロを受け取った疑惑

「国王が皇太子時代にカタールの元首相から300万ユーロの現金を受け取った疑惑もあった。私が300万ユーロの現金を持って税関に現れたら出所を追及されるだろう。国際テロ組織アルカイダとの関係がある男からの寄付をチャールズ国王は何の疑問も持たずに受け取った」

ロンドン・ファッション・ウィークの会場を訪れるため、弟のアンドルー元王子が逮捕されてから初めて公の場に姿を見せたチャールズ国王(写真:REX/アフロ)

「権力者自身が見て見ぬふりをしてきた歴史がある。王室は常に逃げ切るため最小限のことしかやろうとしない。昨年末、アンドルーがエプスタインとの親交の深さについて嘘をついていた新たな暴露があった時、彼らはもう逃げ道がないことに気づいた」

「街頭で野次を飛ばされるようになり、自分の権威に疑念を向けられるのを嫌うチャールズにとって決定打となった。アンドルーを切り捨て、称号を剥奪した。それで十分と思ったのだろう。どの段階でも『これで十分』と考え、後になってそれでは全く足りないことに気づくのだ」

 今やチャールズ国王も、王室も警察に仕事をさせる以外に道はないと受け入れるしかない。「水面下でアンドルーを救おうとする動きがあるかどうかは分からないが、国王も王室も窮地に立たされているのは間違いない」とスミス氏は語る。

「英王室は歴史家から防諜機関のMI5(英保安局)より閉鎖的だと言われるほど非常に強い隠蔽体質が染みついた組織だ。ある歴史家は君主制の研究に嫌気がさし、よりオープンで透明な組織であるCIA(米中央情報局)を研究しに行くと書いたほどだ」