女王に溺愛されたアンドルー容疑者

 少女買春で起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタインに関する350万件の文書が公開されたのを受け、テムズバレー警察がアンドルー容疑者の旧邸宅ロイヤルロッジでエプスタインから女性をあてがわれた疑惑や貿易特使時代に機密情報を漏洩していた疑いで捜査していた。

 エリザベス女王(故人)に溺愛されたアンドルー容疑者はフォークランド紛争に従軍した祖国の英雄で、問題を起こすたび女王のカーテンに守られてきた。当時17歳だったバージニア・ジュフリーさん(昨年4月に自死)から3回にわたり性交を強いられたと訴えられていた。

エリザベス女王とアンドルー王子=2004年6月(写真:AP/アフロ)

 チャールズ国王は「アンドルーの公職における不正行為の疑いに関するニュースを深く憂慮している。この問題について当局による完全かつ公正で適切な手続きが進められる。はっきり申し上げる。法の裁きは当然だ」とアンドルー容疑者を突き放す声明を発表した。

『アンドルー王子―その特権と没落(筆者仮訳、原題:Entitled: The Rise and Fall of the House of York)』の著者で、アンドルー容疑者の不正行為を追及してきた英歴史家兼作家のアンドルー・ロウニー氏は逮捕劇をどう見たのか。自らの有料サイトに動画をアップしている。