上級車としてクオリティの高い走り

 見方を変えると、HEVの乗り味はスポーティ性が強く、クラウンとしては新たな挑戦領域という印象が強い。

 また、HEVとPHEVはともに4WD(四輪駆動車)だが、いわゆる四駆のクセを町中や高速道路で感じることはなく、HEVとPHEVでスポーティ性の感じ方の差があるにせよ、上級車としてのクオリティは高い。

 パワーも十分。軽いアクセルワークでグングン加速するが、当然ながら荒々しさはない。ドライブモードを変更してもあくまでも走りは上質だ。

 横浜で夕食後、横浜新道、国道1号線、西湘バイパスと乗り継ぐ。

 翌日は神奈川県内で各種の輸入車に試乗してから都内に戻った。

朝7時、神奈川県内にて(写真:筆者撮影)

 途中、東名高速・海老名SAで急速充電した。海老名SAは平日・週末を問わず利用客が多いが、急速充電器は少々古いタイプで、設置数も少ない。設置場所を新たに設けることは難しいのかもしれないが、EVやPHEVの利用者目線だと、早期の改善を求めたい。

東名高速道路の海老名SAで急速充電する様子(写真:筆者撮影)

 今回のクラウンスポーツPHEVとの1泊2日は、オシャレでカジュアルな旅であった。

 個人的には、HEVよりもPHEVの走りが好みであるが、クラウンユーザーの若返りを考えるとHEVの存在意義は大きい。

 新型クラウンは、トヨタにとって多様性への挑戦であることを、クラウンスポーツPHEVで旅することで実感した。