英国製車両の欧州市場へのアクセスがはるかに困難になる恐れ
EUや加盟国の「グリーン補助金」「社用車の電動化支援」を受けるにはこの基準を満たしていなければならない。激安の中国製EVや米国の国産優遇策に対抗する狙いがある。この政策が英国にとって致命的と言われる理由は「EU域外」として扱われるリスクがあるからだ。
ホーズCEOは「これは業界にとって重大な脅威だ。英国がEUの一員として認識されない限り、メイド・イン・ヨーロッパはEU離脱によるマイナスを実現することになり、英国製車両の欧州市場へのアクセスがはるかに困難になる恐れがある」と表情を曇らせた。
【木村正人(きむら まさと)】
在ロンドン国際ジャーナリスト(元産経新聞ロンドン支局長)。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『EU崩壊』『見えない世界戦争 「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。


