スズキのEVシフトを牽引する戦略モデル

 eビターラの販売計画について、スズキは社外向けの月販目標台数を設定しておらず、国内営業担当部署が全国の販売店やスズキユーザーに対して4WDの商品性の高さを含めて、丁寧な商品の訴求活動を続けている。

エクステリアのデザインテーマはハイテク&アドベンチャー。幕張周辺の洒落たデザインの居住地域の中で、「e ビターラ」の存在感は強い(写真:筆者撮影)

 エントリーモデルの2WDのXグレードで400万円という価格設定は、国のクリーンエネルギー自動車導入促進補助金などを使うと、ガソリン車の「フロンクス」に近い価格で購入できることを狙った営業戦略だ。

 スズキはジャパンモビリティショー2025(一般公開10月30日〜11月9日)で軽EVの「ビジョンe-SKY」を公開しており、近年中の軽EV量産型の登場に期待が高まっているところだ。

 そうした中、スズキ初のグローバルEVのeビターラは、スズキの中長期的なEVシフトを牽引するモデルであり、その走りはとても質が高いことを、今回の公道での試乗を通じて実感できた。