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 今年に入ってから突如として、SNSでの中高生による「暴行動画」の投稿と拡散が相次いでいる。

 最初は栃木県の県立高校の男子トイレで、男子生徒がもう一人の男子生徒に一方的に暴行を加える動画だった。私も確認したが、取り囲む生徒たちの一人が横に構えた箒を「レディ、ファイト!」の掛け声と同時に退けた途端に、加害者が被害者にむかって突進し、まず左頬を拳で殴り、後頭部を蹴り上げ、そしてもう一度左頬を殴る。わずか6秒ほどの動画だった。

*イメージ写真(写真:Zia image/Shutterstock)

 会見を開いた栃木県教育委員会によると、昨年12月19日に撮影されたもので、今月4日に動画が拡散し、5日には教育委員会と学校が聞き取りをはじめ、県警が暴行事件として調べているという。

栃木に続くように熊本、大分、福井でも

 すると熊本県でも中学生による暴行動画が拡散していたことが発覚。今月に入って熊本市内で撮影されたものとされ、夜の商業施設で、少年がもう一人の少年の首を背後から締め、その後も横になってうずくまる被害者の顔を何度も殴ったり、頭や顔面を蹴ったり、頭を踏みつけてコンクリートに打ち付けるなどなどしていた。

 被害者は顔面から血を垂らし、「参った」と言っているにもかかわらず、取り囲んだ仲間たちはスマートフォンを構えながら(おそらくは撮影しながら)「いいね〜」「どっちかが落ちる(失神する)まで」「タンマなしだよ」と囃し立てている。

 熊本県山都町教育委員会が、町立中学校の生徒であると指摘されたことから、調査をはじめたことを公表したのは9日のことだった。

 さらには大分市の市立中学校の廊下で、体操服を着た男子生徒が別の男子生徒を押し倒して馬乗りになり、顔を殴ったり、頭を蹴ったりする1分ほどの動画が拡散。大分市教育委員会は9日に記者会見を開き、同市の中学校の生徒であることを認めている。昨年7月に撮影されたものだという。