上昇に転じた住宅ローン金利

 昨年は、銀行預金につく利息が見たこともないような桁になっていたのはみなさんも実感されたのではないでしょうか? それはうれしい方向での影響といえますが、支払が増える方向での影響がありうるのが住宅ローンです。

 世の中の金利が上がると、住宅ローンの金利も上昇します。

 こちらはダイヤモンド不動産研究所からの引用ですが、しばらく低い水準を維持していた変動金利が2024年から上昇に転じているのがわかると思います。 

注:変動金利は、大手銀行の代表的な金利。 出典:「住宅ローンの金利推移(変動・固定)は? 最新の動向や金利タイプの選び方も解説【2026年】」,ダイヤモンド不動産研究所 https://diamond-fudosan.jp/articles/-/127188

 さて、変動金利は世の中の金利が上昇するとそれにあわせて上昇することになります。返済中の住宅ローンの支払額がアップすることになりますから、「今後も金利が上昇するようであれば、その前に繰り上げ返済してしまった方が得なのでは?」と思う人もいるのではないでしょうか。

 しかし、実は、少なくとも現時点では、変動金利で借りている住宅ローンを繰り上げ返済するメリットはほとんどないといってよいです。これはわりと勘違いしている人も多く、また、「直感的に違和感がある」というような人も多数いるように感じています。

「なぜ住宅ローンの繰り上げ返済をすべきではないのか?」を説明してみようと思います。