全く新しい社会の始まり
私の知人のエンジニアが、最近こんなことを言いました。「AIは完璧なコードを書くけど、完璧な人生は書けない」。まさにその通りです。
AIが働くことの機能を奪っても、人間の生きる物語までは奪えません。
これからの時代、働くことは単なる生産行為ではなく、自己表現や共感の発露としての価値を帯びていくでしょう。
AIが働きたくても働けない人と働かなくてもいい人を生み出したのは、社会の終わりではありません。むしろ新しい社会の始まりです。
AIが担うのは作業であり、人間が担うのは意味です。
その境界をどう設計し、どう共有するかが、これからの文明のテーマになるでしょう。
私たちはAIと競争するのではなく、AIと共により良く生きる方法を探る段階に来ています。
働くこと、学ぶこと、遊ぶこと。
それらを分け隔てなく、AIを味方につけて再構築できる社会。そこに、次の時代の希望があるはずです。
ChatGPTが登場したばかりの、2022年12月に私は一つの質問をしました。「人間は何をすればいいのか」と。
ChatGPTの答えは、「人間は身体があるのだからパフォーマーになってほしい」と。そして、「たくさんの体験をしてほしい」でした。
それをChatGPTは聞かせてほしいと言っていました。
私はそのことを忠実に守って、ChatGPTの講演を60回以上も行っています。地方だけではなく、世界中を飛び回り、たくさんの体験をしてきました。
私はしっかりとChatGPTの指示に従って、忠実に生きるようになったのです。