「ロシア空軍にとって暗黒の日曜日」
「ドローンは1機当たり約4000ドル。発射装置に相当の費用がかかったのは確実だが、数十億ドル相当の航空機を破壊した。代替は極めて困難。非常に低コストで、並外れた革新性と民間技術の採用によりロシアの深部攻撃能力の大部分が破壊された」(マクラクラン氏)
ウクライナの航空専門家ヴァレリー・ロマネンコ氏はロイター通信に「ロシア空軍にとって暗黒の日曜日。航空機の弱点は燃料タンク。ドローンが燃料タンクの上に着陸し、微量の炸薬が爆発してタンクを貫通するだけで十分だ」と指摘している。

ロシア国防省によると、露北西部ムルマンスク、イヴァノヴォ、リャザン、モンゴル国境近くのイルクーツク、極東アムールの5州の空軍基地が標的になった。「ムルマンスクとイルクーツクでは基地に近接する地域からドローンが発射され、複数の航空機が炎上した」と認めた。

ウクライナの前線から4000キロ以上も離れたロシア深部にある空軍基地がドローン攻撃を受けたのは初めて。英ニュース専門局スカイニュース(6月1日付)によると、親クレムリン派の軍事ブロガーは「ロシアが真珠湾攻撃を受けた」と騒いでいる。