城南市を代表して開発事業にかかわったキム・ムンギ氏は、すべての責任が自分へ集中すると恐怖と絶望に陥って自死を選択、キム氏の遺族は、「(キム氏は)大庄洞事業について李氏からの指示に従っただけ」という趣旨の記者会見を行った。
「朴槿恵政権の国土開発部から大きな脅迫を受けた」も“ウソ認定”
そのキム氏のことを李在明氏は「知らない」と繰り返した。検察はこの李氏の主張が、計画的な虚偽事実の流布に該当すると判断したのだ。
もう1つの嘘は、大庄洞開発と“うり二つ”の柏峴洞(ペキョンドン)開発の経緯に対する虚偽事実だ。政府機関の移転で空き地になった柏峴洞一帯に高層マンションを建てた民間業者が数千億ウォンの利益を得た事件だ。
これは、グリーンベルトで開発が制限されていた土地を李在明城南市長が4段階も土地用途を引き上げてしてくれたおかげでスタートしたプロジェクトだ。しかも、開発業者と城南市を連結した代価として70億ウォンを受け取ったロビイストのキム・インソプ氏は、李在明氏の元選挙参謀だ。彼はその後、「不正請託」と「わいろ授受」の罪で最高裁において5年の実刑が確定された。
しかし、李在明氏はこの破格の用途変更について「朴槿恵政権の指示に仕方なく従ったもの」と主張した。