日枝体制は、なぜこの機に幕引きがベターなのか
上記の復興プランのような話で発破をかけてみても、「改革じみた事は、日枝派に潰されるから無理」と受け流される。「職場のどこに日枝派がいるのか見えなくて、誰と話すと密告され飛ばされるのかわからない」「忠誠を誓うと、ご褒美がすごいらしい」といった都市伝説じみた話に縛られている人もいる。
まさか、そんな恐怖政治は幻想だろう。だが、そういう幻想によって萎縮効果が生まれていること自体は、現実だ。それが自浄能力の発揮を妨げる一因になっているのだとしたら、やはりこの機会にご退場を検討していただく方が、会社のためのように思える。
——この原稿を書いている最中に、埼玉の道路陥没のニュースが入ってきた。穴は、ジワジワ拡大していく。表面上いつも通りに見える周囲のアスファルト部分も、実は中が巨大な空洞になっていて、陥落寸前かもしれない。なんだか、フジテレビ問題とオーバーラップして見えてしまった。

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