「日本に対する友好的な異例の発言も出た。李代表は『韓日関係が今のように、国民の間に敵対感が生じるほど衝突してはならない』として、『金大中大統領が日本文化開放を行ったように、大韓民国文化発展に途方もない資産となったK-POPと共に進まなければならない』と話した。さらに、『民主党といっても、国内的な政治的路線は(国民の力と)若干の差があるが、実質的な(対外的な)政治的路線や外交的路線の差はヨーロッパなどに比べると非常に微々たるものだ』とも語った。
同席した民主党関係者は、『私たちの(李在明)代表に対して誤解があるようだが、気になることがあれば本人に直接聞いてみればいい』と記者たちに促した」
親日残滓清算プロジェクトを主導
これまで李代表は『反日闘士』のイメージを自己アピールに積極的に活用して、“大物政治家”へと成り上がってきた。城南という小さな地方自治体の市長が中央政界で名前を知られるようにまでなったきっかけは「慰安婦像建立運動」だった。
城南市長時代の李在明氏は城南市庁前に慰安婦像を設置することだけにとどまらず、京畿道の姉妹都市である米国カリフォルニア州のミルピタス市とオーストラリアのニュー・サウスウェールズ州における慰安婦像の建設などを積極的に推進した。
また、米カリフォルニア州のグレンデール市に建てられた慰安婦像が市によって撤去の危機に追い込まれると、使節団を派遣して慰安婦像保護運動を展開した。
2015年末に日韓慰安婦合意が発表されると、これに反発。慰安婦像の守護者を自任し、日本大使館前の慰安婦像の横で雪の中で一夜を明かした。慰安婦合意に対して「強姦法と合意したこと」と真っ先に声を上げ、「売国奴と侵略国との間の常識外の合意は無効」として一番先に無効を主張した。