レビューで5点をつける人の特徴

 高校や大学の部活動でも「活きのいい新入生が入部したらしいな。ちょっとかわいがってやろうか」と、上級生によって下級生に不条理な指導がされたことがニュースにもなるように「10代の老害」も存在するわけです。

 老害をする人の最終目的は「自分の気分が良くなること」です。気分が良くなることですから、自制できずやめられなくなってしまうのです。

 だから経営者をはじめとした組織などのトップに立つ人や、立場上、誰からも注意や指導をされない人は特に気を付けなければならないということです。気付かない間に「独裁」「暴君」になっていることがよくあります。

 その一方で、レビューで5点をつける人というのは、自分が主役ではなく、いかに自分以外の人の気分が良くなるかを考え、「素晴らしいこのお店や商品がもっと多くの人に知ってもらえたらいいな」と書き込みます。そしてそれが実際に、そのお店や商品に関わる全ての人に対してプラスの効果をもたらします。

 たとえば書籍であれば、そのレビューを見て実際に本が売れ、著者や編集者、出版社も、もっと良い本を作ろうと励みになり、コメントを投稿してくださった方に感謝する、という循環が生まれます。

 レストランでしたら、そのお店のオーナー、シェフ、接客担当の人達が「もっと良い店にしよう」と励まされ、さらに繁盛していきます。

 その人の発する言葉一つで全ての人を幸せな気持ちにし、やる気も引き出し、そして実際の数字も伸ばします。そのようなプラスのサイクルを作れる人がメンターの特徴です。