愛子さま初の公式外国訪問がブラジルになる可能性が高い理由

 3月には、コロナ禍後では初の国賓となるブラジルのルラ大統領の招待が調整されている。国賓となれば、皇居宮殿での晩餐会が開かれ、おそらく愛子さまも出席されるだろう。悠仁さまも出席されるかもしれない。お二人とも初めての国賓との晩餐会だ。

 華麗なドレスをお召しになって、ブラジル政府関係者と歓談される愛子さまの様子が、今から目に浮かぶ。

 外交儀礼と言ってしまえばそれまでだが、ルラ大統領から「ぜひ、ブラジルへ」と招待されるかもしれない。そうなった場合、調整がうまくいけば、年内に愛子さまがブラジルを訪問される可能性もある。

ブラジルのルラ大統領ブラジルのルラ大統領(写真:ゲッティ=共同通信社)

 実現すれば、愛子さまにとって初めての外国公式訪問となり、大きな話題となるのは明らかだ。マスコミ各社も、こぞって同行することだろう。

 愛子さまがブラジルを訪れる可能性が高いことには、実は根拠がある。

 まず1982年10月に、当時22歳の天皇陛下が初めての外国公式訪問で、ブラジルを訪問されている。その6年後には、秋篠宮さまが、やはり初の外国公式訪問でブラジルを訪問された。

1982年10月、初の海外公式訪問先のブラジルで、突然の歓迎キスに緊張ぎみの当時の皇太子さま1982年10月、初の海外公式訪問先のブラジルで、突然の歓迎キスに緊張ぎみの当時の皇太子さま(写真:共同通信社)

 1995年11月、上皇ご夫妻の長女・紀宮さま(現・黒田清子さん)の、初の外国公式訪問の地もブラジルだった。日系人が多く親日的なブラジルとの友好を、皇室は長年にわたって積極的に推進してきたと言えるのだ。

1995年11月7日、ブラジルで亡くなった日本人移住者の「開拓先没者慰霊碑」に供花される当時の紀宮さま1995年11月7日、ブラジルで亡くなった日本人移住者の「開拓先没者慰霊碑」に供花される当時の紀宮さま(写真:共同通信社)

 とすれば、愛子さま初の公式な外国ご訪問が、ブラジルになることは必然的とも言えるのではないだろうか。