(つげ のり子:放送作家、皇室ライター)
愛子さま初の単独公務、水面下で何が行われているのか
社会人1年目となられて、多忙な日々を過ごされている愛子さま。お出ましになる機会も増え、連日のようにあの柔らかな笑顔が伝えられるようになった。
ただ、伊勢神宮や神武天皇陵、昭憲皇太后百十年祭にあたって明治神宮、そして昭和天皇陵へのご参拝などは天皇家の私的な行為にあたり、公共のために資する「公務」ではない。雅楽や美術展などの鑑賞も、公務の範疇には数えない場合もある。
初めて愛子さまが両陛下と共に正式な公務に臨まれたのは、一昨年1月1日の「新年祝賀の儀」であった。しかし、愛子さま単独での公務はまだ行われていない。来日したケニア大統領夫妻との昼食会は、両陛下や秋篠宮さまとご一緒だった。
もちろん、すでに関係部署では愛子さまの初の単独公務について、あれこれと検討されていることだろう。
漠然とした筆者の考えでは、愛子さまのご負担にならないよう、場所は移動にそれほど時間のかからない都内あるいは東京近郊。内容は、日本赤十字社にお勤めされていることからボランティア関係か、それとも動物好きであることから、動物愛護に関連したものとなるのか。今のところ、いつどこで初の公務に臨まれるのか、まったく分かっていない。