米駐日大使のお値段は6000万円、指名されたのは対中強硬派のグラス
昭恵・孫に相次いで面会したトランプ、石破を後回しにするわけとは
2024.12.19(木)
高濱 賛
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トランプは「馬が合った相手」がお好き
東京特派員経験もある米外交ジャーナリストの一人は、昭恵氏との会見についてこうコメントしている。
「トランプ氏はこう見ているはずだ」
「自分が安倍氏と築き上げた強固な日米同盟関係は、両者が表舞台から去った後も、ジョー・バイデン氏と菅義偉、岸田文雄両政権の日米路線に引き継がれ、日米韓同盟、クワッド構築によって対中包囲網を作り上げている」
「特に、トランプ第2期政権は、対中強硬路線を前面に出す姿勢を閣僚人事、大使人事などで早くも示している」
「どちらかというと、対中スタンスではまだ腰が定まっていない石破氏を安倍氏の対中強硬外交を称える形で牽制したと見ることもできる」
「スキャンダルで旧安倍派を一掃した日本のお家事情は外交ブレーンから入手していることは間違いないし、第一、石破氏がどんな人間かも知らない段階で今会う気はないのだろう」
「選挙結果が出る前には安倍氏とは盟友関係にあった麻生太郎・党最高顧問には会っている」
「ビジネスもさることながら知り合った人間や関係者は大事にしている」
「トランプ氏がロシアのウラジーミル・プーチン大統領や北朝鮮の金正恩総書記との『結縁』を重視したり、中国の習近平国家主席を就任式に招待したりしているのも、『ゲテモノ好き』というよりも、『結縁、隨縁、尊縁』的なところがあるのかもしれない」
「見落としてならないのは、トランプ氏は前例とか、外交上の儀礼は一切気にしない点だ」