9月14日、ラスベガスでの選挙集会をこなした後、飛行機に搭乗するためハリー・リード国際空港に到着した共和党大統領候補ドナルド・トランプ元大統領(写真:AP/アフロ)
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(国際ジャーナリスト・木村正人)

外国人志願兵を募集していたあのライアン?

[ロンドン発]米大統領選の投票まで50日となった9月15日の日曜日、米フロリダ州ウェストパームビーチのトランプインターナショナルゴルフクラブのコースで、共和党大統領候補ドナルド・トランプ前大統領を狙った2度目の暗殺未遂事件が起きた。コース外周のフェンスのそばでライフル銃を持った男が見つかった。

 車で逃走した男はその後、逮捕された。

 トランプ氏は7月13日にもペンシルベニア州での選挙集会中、狙撃されている。今回は未遂だったが、それに続く2度目の狙撃の危機になる。

 米連邦捜査局(FBI)が暗殺未遂事件で取り調べているハワイ在住のライアン・ルース容疑者(58)の写真を見て腰を抜かした。キーウで外国人志願兵を募集していたあのライアンだ。

 ライアンに対する筆者の独占インタビュー記事は2022年6月〈キーウで外国人志願兵のリクルーターを直撃「日本人3人を前線に送り込んだ」〉と題してJBpressに掲載されている。

ライアン・ルース容疑者(2022年6月、キーウで筆者撮影)
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 トランプ氏はバイデン政権によるウクライナへの財政・軍事支援を批判し「大統領に返り咲いたら、ウクライナ戦争を24時間以内に片付ける」と米国の支援を大幅に削る考えを示している。ライアンはウラジーミル・プーチン露大統領に近いトランプ氏を消そうとしたのか。