「日本は非常に異なるアイデアと能力をもたらしてくれる」

 バグウェル氏は「日英両国の航空宇宙能力にとって大きなボーナスだ。日本は非常に異なるアイデアと能力を持っている。テンペストはハードウェアと同様にソフトウェアでもある。日本が専門知識を付け加えることで非常に幅広い理解をもたらしてくれる」と評価する。

「多くの民間開発は軍事開発よりも速い。かつては空軍の方が進んでいた。今はすべて家庭にある。子供のポケットの中だ。もし明日GCAPをやめたなら日本とイタリアは政治的にも産業的にも大きな影響を受けるだろう」

「結局のところGCAPはメディア受けして、費用対効果が高いものでなければならない。能力的な意味で十分な効果を発揮できるのであれば、資金は有効に使われることになる。日本は本当によく協力している」とバグウェル氏は日本を持ち上げた。

 GCAPには日英伊の防衛産業が航空宇宙技術革新の最前線であり続けることを保証する期待も込められている。35年配備を目指しており、20年代にプロトタイプを試験展開する。次世代の制空権を確保して進化する脅威に対処し、地政学的影響力を維持するために不可欠な計画だ。