出版元は長男が所有する会社

 出版元は、これまで発売した豪華本「Our Journey Together」「Letters to Trump」と同様、長男のドナルド・トランプ・ジュニアが所有する「ウィニング・チーム・パブリッシング社」だ。

 同社のキャッチフレーズには、「トランプ大統領が4年間に行った通商交渉、減税、外交、メキシコ国境不法移民阻止など、輝かしい業績を写真で振り返り、次の4年を展望する」とある。

 新しい情報はと言えば、IT大手メタ(旧フェイスブック)のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が2020年の前回大統領選で、トランプ氏に対する陰謀を企てたとした、というくだりだろう。

 トランプ氏はこう書いている。

「ザッカーバーグとプリシア・チャンは、2020年の大統領選の最中、大統領選用のITインフラに4億2000万ドルを出し、『(トランプ)大統領に対する陰謀』を企てていた」

「恥ずべきロック・ボックス*1を取り付けていたのだ」

「ザッカーバーグはフェイスブックではトランプ氏ほど素晴らしい人物はいないと書きながら、理由は不明だが、私に対する反抗を企てていた」

「我々はこの男を注意深く監視し、今回、違法行為をすれば、残りの人生を刑務所で過ごすことになる」

「ザッカーバーグよ、二度と(私に)反抗するな。気をつけろ」

*1=ロック・ボックスとは、アプリケーションに関連する機密情報を格納するために使用される暗号化ファイル。ザッカーバーグ氏はこの中で反トランプ陰謀を企てていた、というのがトランプ氏の見解だ。

(トランプ氏は7月、自前のSNS で、ザッカーバーグ氏に対して同趣旨の警告を発していた)

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