iPhone 16は全モデルがApple Intelligence対応か

 米マックルーマーズ(MacRumors)によると、15と15 Plusは「A16 Bionic」チップを搭載しているが、15 Proと15 Pro Maxは、TSMCの第2世代3nmプロセス「N3E」で製造された「A17 PRO」を採用している。

 今後登場する16シリーズは、全4モデルがN3Eプロセスで製造された「A18」チップシリーズを搭載する見通し。そのうち、16 Proと16 Pro Maxには「A18 PRO」が採用され、機械学習(マシーンラーニング)の性能を高めるためにコア数を増やした「Neural Engine(ニューラルエンジン)」が搭載されると予測されている。

 また、標準モデルのiPhone 16はメモリー容量が、6Gバイトから8Gバイトに引き上げられる見通しだ。これによりシリーズ全モデルが8Gバイトメモリーを搭載することになる。アップルはこれが、AI言語モデルをクラウド経由でなく、ローカル(デバイス上で)実行するための最低要件であることを示唆しいる。

低成長続くiPhone、新モデルに期待

 アナリストらはiPhone 16シリーズについて、20年のiPhone 12シリーズ登場以来最大規模の買い替えサイクルが訪れると予想している。米証券会社ウェドブッシュのダニエル・アイブス氏の推計によると、過去4年間更新されていないiPhoneは約2億7000万台に上る。「Apple Intelligenceは多くのユーザーが待ち望んでいた『キラーアプリ』であり、15%以上の既存ユーザーがiPhone 16に買い替えるだろう」(同氏)

 アップルの売上高の約5割を占めるiPhoneは低成長が続いている。2024会計年度第2四半期(24年1~3月期)における、iPhoneの売上高は前年同期比10%減の459億6300万ドル(約7兆4400億円)で、3四半期ぶりの減収だった。23年10~12月期と23年7~9月期はプラス成長だったものの、それぞれ6%と3%と、小幅な伸びだった。