時効当選金が発生する理由は?

 なぜ、これほどまでに時効当選金が発生してしまうのか。考えられるパターンとしては、「宝くじを購入したこと自体を忘れてしまった」「宝くじの当選確認を忘れてしまった」「当選番号を勘違いしていた」「購入した宝くじを紛失してしまった」などが挙げられる。

 中でも多いのが、末等が当選したものの数百円程度の当選金のために換金するのが面倒で結局しなかったというケース。実際に令和4年度に確定した時効当選金およそ99億円のうち、200万円以上の高額時効当選金は合計18億円超となっており、全体の19%程度。残りの約81%は、100円や200円といった末等当選金で占められている。

 ちなみに時効となった当選金は発売元である全国都道府県および20指定都市に納められ、収益金とともに公共事業などに役立てられることになる。