4億円の当選者も現れず

「せっかく当選したくじを換金しないなんて、信じれられない」という人も多いだろう。だが、宝くじ公式サイトによると、令和4年度に確定した時効当選金はおよそ99億円だという。

 これは令和3年度の宝くじ販売総額8133億円に対して、約1.21%にあたる額である。その中には4億円以上の当選金が2本、1億円以上の当選金が6本あったというから驚きだ。

東京オペラシティで開かれた「年末ジャンボ宝くじ」の抽選会=2023年12月31日(写真:共同通信社)

 さらに、今年中に時効を迎える1億円以上の当選金もまだ複数残っている。2024年2月29日現在で未換金の当選金は、ドリームジャンボが8本、サマージャンボが4本、ハロウィンジャンボが3本あり、前述のバレンタインジャンボの1本と合わせて合計16本の高額当選金の時効が迫っているのだ。

 購入した覚えのある人は、今一度、当選番号を見直した方がいいだろう。