6.トクマクを奪回するまでの戦い

 今後は、ウクライナ軍はトクマクまでのこの地域に地上軍を限りなく集中して、アゾフ海まで突破作戦を継続するだろう。

 一方で、へルソンでの渡河作戦を併用するかは、ウクライナ軍に渡河作戦を実施する戦力があるかどうかの判断による。

ウクライナ軍の南部および西部戦線の攻撃

(図が正しく表示されない場合にはオリジナルサイトでお読みください)

 とにかく、この戦いが決戦なのだから、ウクライナ軍はトクマクまでの線まで引き続き突破作戦を実施する。

 戦車や歩兵戦闘車を集中するのは当然のこと、砲兵火力や少ないが航空火力も、電子戦も集中させて戦うだろう。

 そのため、北部・東部では、ロシア軍の攻撃に対しては、防御し、それらを撃破することに専念している。