不安を煽って税金の無駄遣いを誘発するマスメディアの罪

 福島復興とマスメディアの関係は、いま我が国で起きている社会問題と非常に似た緊張状態にあると言えます。

 接種後の副反応はあれど、コロナの重症化阻止や死亡率の引き下げに効果の高いmRNAワクチンの薬害を煽ったり、諸外国では当たり前のように運用されている国民番号は問題だとマイナンバーカードの事案で騒いだり。問題はそこじゃないだろというところで話題を作り上げ、ネットで不安や不満を輻輳させてしまっています。

 放っておくと暴走しかねない権力の監視という本来のマスコミの機能とは異なる、国民の不安を適当に煽って注目を集めてカネを稼ごうとするマスメディアが、本来不必要な税金の無駄遣いを誘発しているのは問題です。

 今回のALPS処理水の海洋放出についても、これには何の意味があって、どういう決着を目指すべきなのか、真摯に考え直すべき時期なのではないかと思います。