(写真:吉原秀樹/アフロ)

(廣末登・ノンフィクション作家)

 首都圏を中心に全国各地で発生した広域連続強盗(以下、ルフィ事件)以降も闇バイトや強盗の被害が増加している。

 我々が被害に遭わないためにも、特殊詐欺や強盗のカラクリや実態を正しく知り、正しく対策を講ずる必要がある。本稿では、前回に引き続き、特殊詐欺や強盗のターゲットにならないための対策について、身を守るための情報を提供したい。

(参考)前編:<闇バイトの若者たちに指示される「標的」はこんな名簿からチョイスされている>

マンションの郵便受けは「個人情報の宝庫」

 筆者が保護司会の役員を務める地域(福岡市中央区)でも、マンションの郵便受けが荒らされているという苦情が上がっていると聞いた。

 オートロックの高級マンションでも、郵便受けは無防備であることを忘れてはいけない。個人の住所や家族構成がカネになる時代だ。郵便物といえどもフルネームで個人情報が記載されているから、これまで以上に注意が必要である。

 筆者は、郵便物は毎日チェックし、郵便物を回収すること。郵便受けの中身を放置しないように注意を促している。

 余談になるが、2023年の統一地方選では、選挙関係者が「有権者が地方議員の運動員がお願いしても個人情報を書いてくれないので、名簿がつくれない。ルフィ事件は余計なことをしてくれた」と、嘆いていた。筆者の議員秘書時代の経験に照らしても、選挙事務所には多くの人間が出入りするので、有権者の個人情報は誰でもアクセス可能である。市民の心配は至極真っ当な反応といえる。